2025年6月25日(水) 19:00~21:00 藤屋食堂
2015年7月に百馬力が誕生してほぼ10周年!
立ち上げにご協力いただいたカマコンの皆さんやこれまでにご参加いただいた皆さんに改めて感謝申し上げます。
ここでしか聞けない前説 vol.12。
今回の前説は、毎度お馴染みの武藤慶太さんとDJ駅長こと古畑幸信さん。
発足当時は丸山俊郎さんと武藤慶太さんが毎回前説を担当していましたが、俊郎さんが村長に就任してからも、慶太さんは10年間前説を受け持ち続けてくれました。いつも旬なローカルトークを繰り広げてくれたありがとうございます!
今回も春以降の観光客の入込や登山道・大雪渓の状況、回収CO2からメタンガスを生成する名古屋大学との連携事業など、気になる話題をたくさんお話しいただきました。
会場が熱気に満ちてきたところで、いよいよ本編スタートです!
今回の司会は、前回同様のコンビ、モンスタークリフの佐藤敦俊さんと、デザイナー・アートディレクターの野本かもめさん。
前回は2会場をオンラインで繋いで開催しましたが、今回は従前のスタイルに戻し、村民の1%以上に相当する約100名が藤屋食堂に集まりました!
今回は初めての参加者も多くいましたが、ベテラン参加者からは「プレゼンテーションも面白いし繋がりが生まれることも楽しい!」というコメントをいただきました。
近くの方と「最近の白馬のおすすめスポット」について話しながら「チーンという鐘の音がしたら話すのを止めて挙手」のルールの練習もして、準備万端!
世代や出身、職業を超えて参加者同士がつながったり、参加者が全部ジブンゴト化して一人ひとりの力を合わせることで、白馬の未来を少しだけ良くしていきたい!そんな想いで百馬力は立ち上がりました。
鎌倉とのつながりで生まれた百馬力の設立経緯やこれまでの集会やシンポジウムなどを振り返りながら、「百馬力とは何か」をお伝えしました。
「プレゼン→ブレスト→発表→仲間募集」という集会のフローと、「とにかくアイデアをたくさん出す」、「一人の人が長く話しすぎない」といったブレスト心得も確認したところで、お待ちかねのプレゼンタイムへ!
白馬中学校のSDGsサークルから、ケリー楓さんと内川陽葵さんが登場!
皆さん、"mymizu"を知っていますか?
ペットボトルの消費を減らすためにマイボトルの携行を呼びかけ、カフェや公共施設など無料で給水できるスポットを紹介するアプリを提供し、給水という人々の日常的な行動を通じて、サステナブルが「あたりまえ」の世界を実現するためのプラットフォームやコミュニティづくりを進めています。
また、「自治体アライアンス」として、全国で11自治体と協定を結び、地域住民の行動変容促進や地域コミュニティの活性化、持続可能な街づくりに取り組んでいます。
白馬村でも2024年4月からmymizu自治体アライアンスに参加し、村内には18の給水スポットが登録されていますが、まだまだ知らない人も多い状況です。
白馬村にとって水は生活面でも経済面でもかけがえのない財産で、地域の魅力の一つでもあるので、たくさんの方に白馬の水の価値を知っていただきながら、ペットボトルの消費を減らしていきたい。白馬に来たのに水を買うなんてもったいない!
そこで、mymizuの給水スポットを増やし、皆さんに使ってもらえるアイデアをいただきたいです!
【応援案】
① 草刈りなど水が美味しく飲める体験とセットで展開していく。
② 白馬×mymizuのステッカーを配布して給水スポットに貼ってもらう
③ 「mymizuの日」を制定して、初年度は「給水する」、2年目は「ペットボトル購入禁止」、3年目は「ペットボトル販売禁止」など、年々ハードルを上げて、給水スポットを増やさないとみんなが困る仕組みにする。
その他に、各水源地の水を飲み比べる/スタンプラリーを開催する/ポイント制を導入してゲーム化する/給水するたびにシールを貼る/水に関連するイベントを開催する(かき氷など)/自転車イベントとコラボする/給水スポットが書かれた地図が印刷されたマイボトルを作って給水スポットで販売する/人気ブランドとコラボしてマイボトルを作る/マイボトル用のポーチ・バッグを考案する/全世帯給水スポットにする/村ガチャと連携する/水が美味しい雰囲気を醸し出す/水の冷たさを伝える/サイクルステーション・駐輪場、駐車場、バスターミナル、ガソリンスタンドなどニーズがありそうな場所から給水スポットを増やしていく/事業者スポンサーを募る/ペットボトルの水を販売禁止にする/村長や職員がバッジを付ける/役場の公用車にマグネットステッカーを貼る/白馬村公式LINEのメニューに加える/村男Ⅲ世にPRしてもらう/東京駅など人通りの多いところでPRする/面白い蛇口・給水口にする/フレーバーのパウダーを置く等のアイデアが出されました。
白馬高校国際観光科から、柾帆七海さん他1名が登場!
白馬村では海外からの観光客は順調に増加していますが、国内の観光客が減少傾向にあり、特に10代〜20代に白馬の魅力が伝えられていない状況です。
若い世代はInstagramから情報を得る人が多く、投稿手段やマーケティング戦略も豊富に備わっています。そこで、白馬村の公式Instagramを活用して、美しい景色などを「見る」だけの投稿でなく、文字情報なども入れて「読む」投稿を増やし、情報をしっかり伝えて、若い世代に白馬の魅力を伝えたい!
素材があれば、編集・加工して白馬の魅力を最大限に伝える投稿をしていくので、Instagramに投稿する素材を集めるアイデアをいただきたいです!
【応援案】
① ハッシュタグを決めてQRコードを観光スポットに設置してみんなに投稿してもらう。
② 村男Ⅲ世と飲食店などにインタビューに行き、良い感じに編集して投稿する。
その他に、観光局・役場・ユーテレ・事業者とコラボする/外国人観光客に声をかけてストリートスナップを撮る/白馬のリアル感を発信する(雨の日・除雪など)/写ルンですを渡して撮ってもらう/人の魅力を伝える/地域の日常を発信する/村民の写真素材にJKフィルターをかけて発信する/素材提供者のメリット(楽しい・宣伝になる)を考える/短い動画を制作してユーテレでCMを流す/敢えて村民限定にして価値を高める等のアイデアが出されました。
以前白馬高校で英語の講師を務めていたマクガンあけみさんが登場!
幼い頃から英語教師に憧れていたあけみさん、初めて留学した際に自分の英語が通じずショックを受けたそうです。
その後、白馬村に移住し、子育てしながら白馬高校で英語の講師を務めることになりましたが、学校の英語教育は昔と変わらず、読み書き重視で「このままではダメだ」という想いを持ちます。
東京に戻ってから、私財を投げ打って様々な英語学習の教材を試し、ようやく「これだ!」というものに辿り着きました。
子どもたちが英語に触れ始める小学生の頃から、発音をしっかり教えましょう。
「地方では難しい」、「教える先生がいない」といったことも心配無用、AIとICTを活用すれば誰でもどこでもできます!
英語に触れる機会が多く、保護者の英語教育への関心も高い白馬村で、公教育で実現したい!そのためのアイデアを募集します!
【応援案】
① 英語が通じなくて困る体験を白馬でたくさんして危機感を高める。(例:カリキュラムとして地域の外国人のお店に行って話しかけたり、習い事のような形で英語を使うアルバイトをしたり、観光客に駅前等で話しかけて押し売りガイドをする等)
② 村内で交換留学的なホームステイを実施する。
その他に、ケーブルテレビで英会話番組を作る/英語版百馬力を開催する/海外にスキーに行かせる/スキー・登山・MTBなどスポーツを通じて外国人と交流する/学校内で日常的に英語を使う機会を増やす/将来の人材育成(投資)として地域の事業者から協賛を得て資金を調達する/クラウドファンディング・ふるさと納税を活用する等のアイデアが出されました。
白馬村で古民家ホテルとイタリアンレストランを営む石田幸央さんが、講師を務める長野県立大学の学生と登場。大学生を白馬に連れてきて地元の子どもたちとの交流イベントなどを開催していますが、学生の定期的な訪問に繋がらないことや、地域住民との交流が限定的になっていることに課題を感じています。
継続的に学生が関わる仕組みを一緒に考えてほしいということで、長野県立大学の白橋聖來さん、村山菜月さん、宮池はな美さん他1名が考えたアイデアを紹介してくれました。
学生の間で流行している「BeReal」の強制力に注目して、自ら積極的に動いたり発信するのが苦手な人をターゲットに、村内のスポットに置かれた電話で村民と話をして出会うきっかけを創る"Code Call"というアイデアを考えました。
それも参考にしながら、大学生が継続的に白馬村を訪れ地域の人と繋がるためのアイデアをいただきたいです!
【応援案】
① オフシーズン(閑散期)に農作業などを手伝ってもらう。
② 白馬は人材不足が課題であるため、大学生の求人情報を掲載するアプリを開発する。
その他に、長野-白馬バスの学割・団体割引をつくってもらう/バスが空いている時は安く乗れる仕組みをつくってもらう/謝礼として交通費実費分を出す形の人材募集を増やす/地域の作業等に参加して次回の交通費をもらえる仕組みをつくる/アウトドアアクティビティのサポートをして自分たちも楽しい想い出を創る等のアイデアが出されました。
「こうしたい!」という想いを起点にしっかりリサーチしてプレゼンされて、それに対してみんなで全力で応援するこの雰囲気がとても素敵で、「やっぱり百馬力が好き」と改めて感じました!
この後の進捗報告も楽しみです!
前回の集会で百馬力が地域にもたらす効果についてアンケートを取った筑波大学大学院の黒澤俊平さん。
百馬力は交流の場として創業や新規事業に繋がり、住みやすい観光地づくりに寄与するという調査結果を日本地理学会で発表し、9月にはインスブルックの国際学会で発表されるそうです!
次回の報告もお楽しみに!
第2回定例会がきっかけで始まったケーブルテレビ白馬の名物番組「ユーテレショッキング」。
2016年5月の番組開始から9年が経過し、これまでに出演した村民は358名!村民の24人に1人が出演したことに!
村民全員の出演まであと8,042人!このペースで収録を進めると達成まであと155年!みなさん、長生きしてください!
そしてなんと、プロジェクトオーナーの太田直樹さんがケーブルテレビ白馬を運営する株式会社エーアイシーコミュニケーションズの代表取締役に就任しました!
これも百馬力のおかげ(?)皆さん百馬力を使い倒して出世しましょう!
第1回定例会で白馬の山は登って楽しむだけではない!とプレゼンした白馬山案内人組合長の松澤幸靖さん。今回は代理で隣人の松沢斉に進捗報告いただきました。
前回の集会で近日設置予定と報告いただいていましたが、2024年11月16日に2脚のベンチがスノーピークランドステーション白馬に設置されました!
これまでに500人以上の方がベンチに設置されたQRコードを読み取り、設置者とベンチに想いを馳せているようです。
次なるベンチも着々と準備中ですので、今後の展開もお楽しみに!
前回の定例会でお金も道具も言語も時間も必要ないハイタッチで幸せが溢れる白馬村にしたいとプレゼンした宮分翔太さん。
2026年の白馬駅前フェスで催される「白馬駅前ストリートフェス」で、白馬にちなんで長さ898m、参加者2,000人でスキーショットのギネス世界記録への挑戦を企てています。
使用するスキー板の保管場所や運搬・連結作業、使用後の有効利用または処分方法など課題はありますが、まずはどれくらい板が集まりそうかアンケートを実施予定。
みんなでオキシトシンを分泌させて幸せ溢れる白馬村にしていきましょう!
前回、百馬力集会のメイン会場として使わせていただいた白馬バーチャロフセンター。2024年6月のオープンから1年が経過しました。
チャロナーの皆さんが企画する週末のイベントも多く、おかげさまで絶好調!
参加できない人が協賛する事例も生まれ、遊びや旅行にスポンサーが付くという今までにない形が生じつつあります。
栄枯盛衰、好調な発進に不安も感じますが、皆さんもぜひバーチャロフセンターをご活用ください!
1分で伝え切るお知らせタイム!
駅前フェス実行委員長を務めるさくら不動産の橋本旅人さん。今年もやります!8月30日(土)、白馬駅前フェス!
42万人が住む松本市から糸魚川市までの塩の道沿線にチラシを配布して、1%にあたる4,000人の来場を見込んでいて、1人5,000円を消費すると2,000万円ほどの経済効果が見込まれます。
出店者を大募集中!2,000万円のマーケットを取りに来てください!
■ 白馬駅前ストリートフェス 出店者募集(Instagram)
前説を務めたDJ駅長が再登場。
JRは「地方を豊かに」というグループ経営ビジョンを掲げていますが、2026年4月、遂にJR白馬駅でSuicaが使えるようになります!
8月30日の白馬駅前ストリートフェスでもJRブースを出店予定!みんなで白馬駅を盛り上げていきましょう!
以前、ふるさと納税の返礼品をテーマにプレゼンした白馬村役場の渡邉宏太さん。
白馬・小谷で使える地域通貨を今秋リリース予定で、公募した名称も近日発表予定!
村民割引や活動のお礼など地域みんなで楽しく便利に使われるものに育てていけるよう皆さんのご協力をお願いします!
ところで、ここにいる皆さんは白馬村大好きですよね?
白馬村では総合計画の見直し時期を迎えていて、7月30日(水)に「10年後にどんな村の姿を目指すか」を考えるワークショップを開催します。
住む人が幸せな白馬村をみんなで創っていきましょう!
スキー・スノーボードの滑走記録アプリ「Slopes」を開発・運営している金城咲良さん。
白馬村にお住まいの方は、スキー・スノーボードをされる方が多いと思いますが、Slopesをご存知でしょうか。
GPSによるトラッキングだけでなく、デジタルマップの提供や友人との位置情報共有、パトロールへの通報など、滑走者に便利な機能がたくさん備わっています。
アメリカ発のアプリですが、昨年から日本でも使われ始めていて、イベントなどコラボしていただける方がいればぜひお声がけください!
百馬力集会の受付を担当してくれているスノーピーク白馬の濵田聖さん。
前回の集会で生産者と消費者をマッチングする焚火交流会(BBQ)を告知し、当日は約50名の方にご参加いただきました!
今年は「TAKIBI Night」として、毎月最初と最終の金曜日(たまに土曜日)の17時から焚き火を囲んで白馬の魅力を語り合う場を設けます。
お気軽にご参加ください!
みなさん、今回もお楽しみいただけましたでしょうか。
「中高生や大学生など若い人たちの力を感じられてとても楽しかった」、「小さな村だけど、中高生も外国人も集まってみんなで協力して白馬を盛り上げていくとても良い場だと思う」とった感想をお聞かせいただきました!
第12回百馬力集会。
今回は若い世代のプレゼンターも多く、若者をみんなで応援する百馬力らしい熱く面白い場を楽しんでいただけたかと思います。
各プロジェクトの進捗情報や次回のお知らせは、Facebook / X / Instagram などでもお知らせしていきますので、フォローをお願いします。
懇親会は藤屋食堂にて、お料理は十夢想屋さんにご準備いただきました。
DJ駅長にも会場を盛り上げていただき、2時間にわたり絶え間なく様々な交流が生まれていました。
次回は秋に開催予定!これで白馬を盛り上げたい!というアイデアをお持ちの方はお気軽にご連絡ください!
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!